秘書 珠代(86)
東洋地所と工事請負契約も締結されて、秘書としての珠代の仕事は一段落した。これで珠代は身も心も軽くなるつもりだった。
それなのに接待で何人もの男たちに愛撫された女体は、そう簡単には欲求から解放してはくれなかった。それに佐伯からしつこいほどに淫語を口にさせられたから、いまでも脳裏に残滓が漂っていて欲求を刺激してくる。
東洋地所と請負契約を締結してから一週間も経つが、性夢は今日で三日も続いている。朝、下着の冷たさで目覚めると切ないほどに濡れている。
思えば接待で男たちに愛撫され、佐伯に抱かれてはいるが絶頂まで逝かされたことがなく、欲求不満が積み重なっていたのかもしれない。
この日の朝、珠代はお化粧を変えて自宅を出た。今日、室長は私用で休暇を取るから社長の小野田に誘わせるのは今日しかなかった。
珠代は会社に出勤すると、若い萌美と室内の掃除をしてから社長の文書箱を整理し、小野田を迎える女の準備をする。女の準備といっても化粧直しとブラウスのボタンを一つ外すぐらいだけど。
室長の倫子が留守の時は珠代が小野田を迎えることになっている。萌美もそれを承知していて見て見ない振りをしてくれる。
小野田はいつものようにスポーツ選手のように額に汗を滲ませて秘書・社長室のドアを開けて現れた。健康のためにエレベーターを十階で降りて、残りの十三階段を駆け上ってくるのだ。
「おはよう」
「おはようございます」
珠代は秘書・社長室のドアを開けて入ってきた小野田に挨拶を返してから、彼の傍に行って鞄を受け取る。そしてロッカーの扉を開けて彼の上着を鞄と一緒に仕舞う。
小野田が腰に腕を回してくる。このとき珠代は、彼の愛撫を誘うために彼のワイシャツの衿に手をやってネクタイを締め直していく。それが短い時間のときもあるが、今日のように小野田の愛撫を誘うためには長くなる。
背中を擦っていた小野田の手が珠代のお尻に下がり、もう片方の手がスカートの裾を捲くって恥部を包んでくる。珠代は小野田のネクタイに手をやったまま体を彼の方へと倒すように預けていく。
「珠代くんの接待は会社の発展に大きな貢献をしたよ」
小野田がデスクで仕事の振りをしている萌美にも聴こえるような声で言い、その後、
「熱い珈琲を頼むね。…パンティーを脱いで」
と、珠代の耳に囁いてくる。この頃、小野田はショーツのことを、わざと嫌らしく耳に響くパンティーと言ってくる。
「…は、はい」
珠代は小野田の淫らな注文を断ることができないで返事をする。そのお陰で、ホテルに誘わせるのを忘れてしまった。
珠代は小野田が社長席に着くのを待って厨房に行った。そして珈琲を淹れると化粧室に行ってショーツを脱いだ。クロッチに目をやると、やはり濡れ染みが広がっていた。
厨房で珈琲を淹れている間にも珠代の身体は小野田の巨大な肉を意識して濡れていたのだ。なんて切ない体なのか。珠代は悲しくなった。
化粧室から戻ると萌美に揶揄された。萌美が珠代の手を取って耳元に囁いてきたのだ。
「…今日は来客がないから。ごゆっくりね」
と。
「いったいなんのことかしら」
珠代は白を切って返すが、若い萌美にはすべてが御見通しだった。
…三十後半の欲求不満な未亡人秘書。
男の肉棒で女の部分を摩擦されないと安らかに生きていけない生き物。
珠代はそういう我が身を嘆くがその行為が失神しそうなほどに気持ちが良いのがせめてもの救い。男に抱かれて歓びの声を上げて濡れるのが女の幸福なの。
珠代はそう自分に言い聞かせると、珈琲を盆に載せて社長の席へと向かった。
終わり(休止)
* 秘書 珠代は『准教授・美紗子』の合間に再登場させる予定です。
珠代をもっとめちゃくちゃに凌辱したいです^^;
それなのに接待で何人もの男たちに愛撫された女体は、そう簡単には欲求から解放してはくれなかった。それに佐伯からしつこいほどに淫語を口にさせられたから、いまでも脳裏に残滓が漂っていて欲求を刺激してくる。
東洋地所と請負契約を締結してから一週間も経つが、性夢は今日で三日も続いている。朝、下着の冷たさで目覚めると切ないほどに濡れている。
思えば接待で男たちに愛撫され、佐伯に抱かれてはいるが絶頂まで逝かされたことがなく、欲求不満が積み重なっていたのかもしれない。
この日の朝、珠代はお化粧を変えて自宅を出た。今日、室長は私用で休暇を取るから社長の小野田に誘わせるのは今日しかなかった。
珠代は会社に出勤すると、若い萌美と室内の掃除をしてから社長の文書箱を整理し、小野田を迎える女の準備をする。女の準備といっても化粧直しとブラウスのボタンを一つ外すぐらいだけど。
室長の倫子が留守の時は珠代が小野田を迎えることになっている。萌美もそれを承知していて見て見ない振りをしてくれる。
小野田はいつものようにスポーツ選手のように額に汗を滲ませて秘書・社長室のドアを開けて現れた。健康のためにエレベーターを十階で降りて、残りの十三階段を駆け上ってくるのだ。
「おはよう」
「おはようございます」
珠代は秘書・社長室のドアを開けて入ってきた小野田に挨拶を返してから、彼の傍に行って鞄を受け取る。そしてロッカーの扉を開けて彼の上着を鞄と一緒に仕舞う。
小野田が腰に腕を回してくる。このとき珠代は、彼の愛撫を誘うために彼のワイシャツの衿に手をやってネクタイを締め直していく。それが短い時間のときもあるが、今日のように小野田の愛撫を誘うためには長くなる。
背中を擦っていた小野田の手が珠代のお尻に下がり、もう片方の手がスカートの裾を捲くって恥部を包んでくる。珠代は小野田のネクタイに手をやったまま体を彼の方へと倒すように預けていく。
「珠代くんの接待は会社の発展に大きな貢献をしたよ」
小野田がデスクで仕事の振りをしている萌美にも聴こえるような声で言い、その後、
「熱い珈琲を頼むね。…パンティーを脱いで」
と、珠代の耳に囁いてくる。この頃、小野田はショーツのことを、わざと嫌らしく耳に響くパンティーと言ってくる。
「…は、はい」
珠代は小野田の淫らな注文を断ることができないで返事をする。そのお陰で、ホテルに誘わせるのを忘れてしまった。
珠代は小野田が社長席に着くのを待って厨房に行った。そして珈琲を淹れると化粧室に行ってショーツを脱いだ。クロッチに目をやると、やはり濡れ染みが広がっていた。
厨房で珈琲を淹れている間にも珠代の身体は小野田の巨大な肉を意識して濡れていたのだ。なんて切ない体なのか。珠代は悲しくなった。
化粧室から戻ると萌美に揶揄された。萌美が珠代の手を取って耳元に囁いてきたのだ。
「…今日は来客がないから。ごゆっくりね」
と。
「いったいなんのことかしら」
珠代は白を切って返すが、若い萌美にはすべてが御見通しだった。
…三十後半の欲求不満な未亡人秘書。
男の肉棒で女の部分を摩擦されないと安らかに生きていけない生き物。
珠代はそういう我が身を嘆くがその行為が失神しそうなほどに気持ちが良いのがせめてもの救い。男に抱かれて歓びの声を上げて濡れるのが女の幸福なの。
珠代はそう自分に言い聞かせると、珈琲を盆に載せて社長の席へと向かった。
終わり(休止)
* 秘書 珠代は『准教授・美紗子』の合間に再登場させる予定です。
珠代をもっとめちゃくちゃに凌辱したいです^^;
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