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准教授 美紗子(41)
 エロ動画のように指の愛撫で潮を吹かせるのは透の主義に反することだった。女の大切な部分は男の大切な物で逝かせたい。

「ハメるからね」
と、透は膣から指を抜いて美紗子に宣言をした。

「はめてぇぇ」
 美紗子は淫語を厭わずに口にして哀願した。
 
 透は勃起を膣口に宛がうと、先を没してから美紗子の腰に腕を回して奥まで突き入れた。亀頭部の柔肉が子宮口で潰れ、太くて硬い肉茎で突き上げられた。

「あキャゥゥン!」

 美紗子の口から悲鳴が迸り、上半身が仰け反って震えた。

 美紗子の大胆な反応は透を歓ばせ、もう一撃をお見舞いしてから、テーブルに仰け反っている美紗子に被さった。

 足首を掴んで開脚してテーブルに押さえ付け、勃起を抜き上げてから、こんどは落ち着いて抜き挿していく。

 腰を落として膣の上部を擦り上げるように肉茎を抉り込んでいく。そして子宮口に突き当たると美紗子の頭部を突き上げる感じで腰を入れる。それを繰り返す。

「ああン…ァァ…ああン…いいぃぃ…ああああン…ぁぁぁン」
 美紗子が啼きだした。まるで、この世の終わりを告げるような悲しい声で喉まで震わせている。

 透の抜き挿しは美紗子のあげる声でますます力強く着実にGスポットを擦り上げるように突きこんでいく。

「気持ちいいか」
 透はわかっていながら美紗子に訊く。

「いい!…怖いほどいい!」
 美紗子は透の首に腕を回して啼きながら応える。

「そんなに、どこが気持ちいいんだ」
 透はあえて訊く。

「オマンコ」
 美紗子は躊躇わずに応える。セックスのとき男が女に言わせたい四文字のフレーズを拒んだぐらいで透を不機嫌にさせたくはなかった。

 美紗子が口にするとき肉茎が締められるような感覚を透は覚える。と同時に下腹部に温かい液汁が当るのを微かに覚えるので美紗子から身体を浮かせて見てみた。

 結合部の上から、ナイロン糸のような細く綺麗な水柱か立っていた。

「…これがお潮なのか」
 エロ動画で見たものよりも遙かに乏しい水量でキラキラと輝いているので、他の体液だと透は思った。

 透はふたたび身体を美紗子に被せて、腰を送り込んでいく。

 抜き挿しはゆっくりとしたものから技巧を凝らした突きの浅いのと深いのを混ぜたものへと変化させていく。そして自然に女が逝きやすいと言われている九浅一深へと落ち着いていく。

 透も宣言したので、早く美紗子に逝ってもらいたいが、早々と己か射精しそうだった。それだけ美紗子の膣は襞の波がはげしく締め付けも強かった。自慰もしないで男にも恵まれなかった学問漬けの女のマンコはこんなにも初々しいものなのか!

「ああン…いいぃ…きもちいぃぃ…いいぃぃぃ…きもちいいぃぃ」
 美紗子は透の首にしがみ付いて啼く。本当に気持ちいいらしく、目尻に涙まで滲ませて透に訴えてくる。

「そんなに気持ちいいのか!」
 美紗子の歓喜に透も確かめたくなってどうしても訊いてしまう。

 その透の声は忘我の美紗子にとっては淫語の催促だと聴こえてしまうのか喜ばしいほどに口にしてくる。
「いいのぉぉ…オマンコが」と。

 この美紗子のようなインテリ女は、一旦、男に淫語を仕込まれると、口にしたときの快感をともなう爽快感が癖になるらしい。

 透は抜き挿している勃起にこれまでにない圧迫感を覚えていた。それは締め付けではなく、膣から勃起を押し出そうとする圧力だった。

 透は身体を美紗子から浮かせて下腹部を見た。すると白濁した汁が結合部から滲んできてはテーブルに糸を引いて滴っている。

 透は勃起を膣口まで引き抜いてみた。その瞬間、膣から汁が怒涛のように噴出された。

「すげえ、マン汁だ!」
 透は思わず感嘆した声を上げ、

 …もうすぐだ!
と、ふたたび勃起を膣の奥深くまで突き入れた。


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