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物語とエロスが満載のブログです。
准教授 美紗子(48)
 岩下透の運転は免許を取ったばかりなのに上手だった。

 反射神経が良いのだろう。ハンドル操作も手慣れていて、切り過ぎも遅れも無く美紗子も安心して身を預けることができた。

「運転、お上手なのね」
 美紗子は透を褒めて、出発時の躓きを振り出しに戻したかった。

「この車がいいのさ」
 透は謙遜して返す。

「車はなんて言うの」
「レクサス」

 そのレクサスは国道一号から首都高、そして東北道に入り快適に飛ばしていく。連休の初日だから車が多い。

「一泊は那須か」
「思い出の温泉地よ」

 二人が初めて結ばれたのがゼミの夏季合宿の那須高原だった。『結ばれた』とは聴こえがいいが、湖畔での花火大会の夜、ノーパンの美紗子に岩下透が背後から肉棒を挿入したのだ。美紗子は犯されたと思っているが、岩下透はノーパンで挑発されたと思っている。

「あと二時間ぐらいか」

 透は追い越しから一般走行車線に移り、九十キロの自動運転にしてアクセルから足を放した。そしてレクサスが前車と車間距離を取って定速走行になると、左手をハンドルから放して美紗子の脚に置いた。

 美紗子はその彼の手に手を被せて軽く掴んだ。決して拒んでいるのではなく、むしろ歓迎の意を表すためのご挨拶のつもりだった。

「そんなに見せつけて拒むつもりなの」
「そんなつもりはないけど…」

「だったら手を放してよ」
美紗子は手を放した。それなのに彼の手はハンドルに戻った。

 レクサスは何事も無かったように一般走行車線を時速九十キロで走っていく。隣の追い越し車線では飛ばした車が追い抜いていく。

 透は走行車線が直線になると美紗子のボティコンの裾に視線をちらりとちらりと遊ばせてくる。美紗子はこんど触ってきたら好きなようにさせるつもりでいる。

「ボティコンのファスナーは股まで下げられるの」
「ええ」

 美紗子は応える。が、岩下透はそれ以上には訊いてこない。
 
 美紗子はまたマンションのときのような気まずい雰囲気が始まるのかと心配になった。彼のような自尊心の強い完全主義者は女のご挨拶程度の抗いにも気分を害するのに違いない。

 その岩下透が安全運転の低速に飽きたのか美紗子にこんなことを提案してきた。
「サービスエリアに着くまでゲームをしないか」と。 
 美紗子は何も考えないで返事をした。
「ええ」と。

 岩下透は美紗子の返事で、改まって座席のシートに腰の落ちつきを確かめるようにしてから、
「追い越し車線でこの車を抜いていく車の色が白だったらファスナーを五センチぐらい下げる。この車のように黒だったら十センチ下げる。灰色だったら逆に首の方へと上げる。どうだろう」

 美紗子は岩下透の横顔を見つめて微笑み、
「二人のゲームにぴったりじゃない」
と、賛成したが、後ろを振り向いて迫ってくる車を確認してみると、灰色の車が二台も迫ってきている。

「灰色が多いみたいだけどそれでいいの」
と、岩下透に訊いてみた。

「そっちも、黒が続くからと文句を言わないでよ」
 透は了解してから美紗子にも訊いた。美紗子も了解する。

 透は車の速度を落として八十キロの定速走行にした。その後、すぐに灰色のセダンが二台、追い抜いていく。そしてしばらくしてから白のワンボックスカーが一台、抜いていった。

「五センチね」
 美紗子はボディコンのファスナーを五センチほど下げる。

 その後、後続の車が途絶え、透は運転に集中する。ニキロ先、サービスエリアの標識が現れる。

 透は標識から視線を戻して、美紗子を見、
「そのボティコン。本当に良く似合うなぁ。ふつうの日本の女はまずだめだな。脚が真直ぐ長くないと着こなせない」
と、いまさら感想を口にする。

「でも、座るとこれなのよ。…岩下くんだからいいけど」
 美紗子は裾を抓んで伸ばして見みるが、すぐに元に戻ってショーツの白がちらりと露わになる。

 透は視線を美紗子のボティコンの裾にやってから前を見、
「その白の薄いのたまらない。マンコの形がわかる」
と、ようやく変態男の感想になる。

 美紗子は岩下透のいつものような淫らな言葉使いに不思議と安心する。そして百貨店の店員の巧みな宣伝を思い出して、
「岩下くんは股割れのテーバックとマチ無の薄いショーツ、どっちが好き」
と、訊いてみた。

「股割れ。すぐにハメられるから」
 透は歯に衣着せずに言う。美紗子は彼の優秀な学業と会話言葉の段差に口を手で覆ってくすくすと笑う。そして、さらに訊いてみる。
「ストッキングとパンストではどっちか好き」と。

 岩下透はしばらくしてから、
「ストッキングかなぁ。脚の付け根のつるつるした肌に触れることができるし、マンコも生で舐められるし、指も入れられる」

 美紗子は透の言葉使いに影響されて、しだいに淫靡な気分に包まれてくる。
「股割れとストッキングも旅行バックにあるから…」
と、美紗子はハンドルを握っている透の腿に手を置く。

 透はその美紗子の手に手を被せて、
「美紗子先生がスケベなボディコンを着ているから、マンコに入れたくてしょうがない」
と、透は怒ったように美紗子に告白する。

「私もはやく入れて欲しい…」
 美紗子は透に甘えるように言い、身体を運転手席の方へと傾ける。

 途絶えていた追い越し車線の車が、一台、凄い速度で追い抜いて行った。黒のセダンだった。そしてまた一台、黒のセダンが追い抜いていった。

 美紗子は透に促される前にボティコンのリボンを鳩尾のあたりまで引き下ろした。乳房の盛り上がりが露わになって美紗子は顔を横に向けた。

 透の左腕が伸びてきて、運転手席側の乳房が掴みだされた。美紗子は顔を横に向けたまま乳房を透の手に預けた。

 乳肉の量が増している。ホルモン分泌が盛んになっているのか乳肉に薄紫の静脈が網目のように漲っている。

「オッパイ大きくなったな」
 透がちらりと見て、呟いた。

「岩下くんに抱かれてからサイズが大きくなるし、いつも乳が張っているの」
「こんどの旅行でうんと揉んであげるから」
 
 透の左手が運転しながらも乳房を揉みしだいていく。
 
 灰色の車が数台、続けて追い抜いて行った。美紗子はしばらく透に乳房を揉ませてからファスナーを首まで上げた。



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maybach | URL | 2021/09/17(金) 02:04 [編集]
こんなゲーム考えるなんて作者さんは雰囲気作りうまいっすね。実際に使ってみたいもんですよ
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