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DATE: 2020/03/06(金)   CATEGORY: 秘書 珠代(81-86)
秘書 珠代(81)
 自動運転といっても渋滞で止まったら、ふたたびアクセルを踏んで走らせなければならない。つまり運転手は車から完全には独立することはできない。

 佐伯は自動運転の状態を見ながら珠代を抱き寄せてキスをしたり、ブラウスごと乳房を揉みしだいたり、陰毛の薄い柔らかな肉丘を撫でたりしているが、その彼もいいかげんに珠代を抱きたくなっていた。それに、あの響子とかいう巨乳の秘書を抱いたラブホテルも確か、この先のインターチェンジの近くにある。

「…秘書さんのスケベな身体に我慢できなくなったよ」
 佐伯は己の欲求を珠代になすりつける。

 渋滞は一時間近く続いている。それに、ふたたび雨が降ってくる。それも本格的な大粒の雨で空には鉛色の雲が張りつめている。

 佐伯は自動運転のシステムが積乱雲でエラーを起こすのではないかと危惧し、解除すると珠代の足の拘束も解いた。

 珠代は足をシフトレバーから戻して美脚を揃える。そして、脱がされたショーツも奪おうとするが佐伯に拒まれる。
「下着はだめです。あなたの記念品として頂いておきます」

「そんなこと、やめてください」
 珠代は断るが、膣には依然としてバイブレーターのローターが蠕動していて、その気力も声も弱弱しい。

 そんな珠代の下着で押し問答をしているうちにインターチェンジの標識が現れる。佐伯は車を左に寄せてインターを降りる車列に加わる。流れは良く、すぐにゲートを過ぎて国道のバイパスに突きあたる。

「この先にラブホがあります。秘書さんも我慢できないでしょう」
 佐伯は珠代に意地悪な質問を投げてみる。

「…そんな失礼な」
 珠代は顔を彼から背けて返す。そのときでも膣に挿入されたローターは繊細な蠕動を絶やさず、珠代は佐伯の袖のシャツを掴んでは切れ切れな声を漏らす。

「好きなくせに無理をして」
 佐伯は珠代に返し、パスパスの信号を左折する。とレクサスをゆっくりと走らせていく。豪雨は弱まる気配がなくワイパーを早くしても視界が悪く、車の速度を落として走らせていく。

「…これからいい女を抱くというのに、ったくこの雨はなんだ」
 佐伯は呟くが、珠代という良く濡れる女を空が揶揄しているように思えてならない。

 道はバイパスが終わり地方道に合流する。道幅が狭くなり商店の軒や農家の塀が現れては消えていく。豪雨は小康状態を繰り返しているが止む気配がない。道路の電柱にラブホテルの看板が佐伯の目に映るようになる。

 佐伯の車は横断歩道の信号で止まった。
 児童が一人渡るとこちらに向かってお辞儀して豪雨の中を歩いていく。その児童に佐伯が手を振る。

 …たしかあのときも大雨の中を児童が信号を。

 佐伯は響子のときのことを思い出した。この信号待ちの時に響子に契約を条件に淫らなことを突き付けて裸にしてラブホに連れ込んだのだ。

「ブラとパンストを脱いでここに置いてください」
 佐伯は珠代にそう命じてシフトレバーを示した。

 珠代はガラス窓に寄せていた顔を佐伯の方に向けて、
「そんなにわたしを恥ずかしい姿に」
と嘆いた。

「百数十億円の工事を貰うことができるんですよ。下着を脱ぐことぐらいなんでもないでしょう」
 珠代の嘆きに佐伯は冷たく返す。

 珠代もそこまで言われると返すことができない。ブラウスのボタンに指を掛けて外していく。そしてブラを取り去って佐伯の方に差し出す。佐伯はブラを受け取りシフトレバーのパンティーの上に被せる。

 珠代はパンストも脱ぐつもりで腰に腕を回したが、ローターの蠕動が強くなって膣に濃厚な快感が生れて、
「あぁ…ぃゃぁ」
と、声を漏らす。

 車の外では雨が道に叩きつけられて飛沫を上げている。ワイパーが雨を払う僅かな瞬間、電柱のラブホテルの広告が見える。ニキロ先を左折と記されている。

「…あとニキロでホテルですね」
 佐伯は呟いて、片手をハンドルから放して珠代の顔を抱き寄せる。

 珠代は声を漏らして脱いだパンストを手にしたまま佐伯の方へ倒れる。

 佐伯はその珠代の顔を大腿に押さえ付ける。

「ホテルに着くまでに咥えないと契約の事務は進めないよ」
と、極めつけの条件を突きつける。




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