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DATE: 2017/06/26(月)   CATEGORY: 秘書 萌美(21-40)
秘書 萌美(40)
 艇の中は豪華なマンションの一室のようである。お客を迎えるサロンには西欧風の洒落たテーブルがあり、それをソファーが囲むようにして置かれている。その奥には書棚もあれば、キッチン、化粧室付きの客室まである。

 そのサロンのソファーには輝彦と対面するように小野田が座っている。そして今夜の主役が、二人から離れた所で椅子に腰かけて後ろ手に縛られている。両腕を後ろ手にして縛られているから背筋が立って乳房が暴力的なまでに突き出してくる。

「…冗談はやめてください」
 萌美は小野田に訴える。

 いくら接待でも雰囲気を無視して身体を触ってくるのを女が嫌がるのは常識の範囲。だからといって拒んだ女の手を縛るのは行き過ぎではないか。萌美は小野田が接待に変化を持たせるための演出ではないかと思ってはみたが、彼からはそんな素振りは窺えない。

「…身体に自由にしてください」
 萌美の口から哀願する声が艇内に響く。その声がなんとも切なく澄んでいて、二人の悪い男は、ますます背徳な気分に陥っていく。

「今夜は楽しい夜にしましょう」
 小野田がそう言い。
「そうしましょう」
と、輝彦も賛同する。

 二人は萌美の方にグラスを向けて乾杯すると喉に流し込んでいく。ワインの馥郁とした香りに、縛られ美女の淫靡な雰囲気も相まって、二人の男の喉は格別な旨さを覚える。

「男の本懐は酒と女に勝るものはないか…」
「その女も抜群の身体をしている女とくるか…」

 小野田の呟きに輝彦が同調し、酔いに赤く染めた顔を萌美のブラウスの胸に視線を這わせる。

「あのオッパイのサイズは幾つぐらいあるんです」
と、輝彦が小野田に訊いてくる。

 小野田は答えないでにやりと笑い、
「本人に訊いてみてはどうです。今夜はなんでもOKですよ」
と、輝彦に返す。それで輝彦は萌美に訊く。

 萌美は顔を背けて黙っている。その彼女の態度も小野田の予想の範囲だ。すべてに従順な女よりも、拗ねて愛想の悪い女の方が、男が過激な行為に及んでも正当化できるからだ。

「答えないと、首にするぞ!」
 小野田は大きな声で萌美を恫喝してみた。

 顔を横に向けていた萌美も負けずと睨み付けてくる。そして唇を噛んでから、
「86のGです」
と、言いふたたび顔を背けた。

「細い身体にGカップの乳房ですか。まさに男に揉ませるためのオッパイですね。まったく、もう、ビンビンになってくるわ」
 酔って勇ましくなっている輝彦はソファーから腰を上げると、ズボンを股間に手をやって勃起した男物の座り具合を直そうとする。

 その輝彦の勃起を見て、小野田は今夜の宴を始めていく。ソアァーに座り直した彼に顔を寄せて、
「あの秘書には高い給与を払っているんですよ。こうした接待があることは承知しているはずなのに。我儘な女だ。今夜はお仕置きしてあげるつもりです」
と、女に遠慮はいらない理由をひそひそと話す。

「なるほど」
 輝彦も納得したような顔で頷き、グラスのワインを呷った。
 
 その輝彦がワイングラスをテーブルに置いて一呼吸し、萌美を物欲しそうに見つめた所で、小野田は宴の最初の一言を切り出す。
「あのオッパイを出しましょうよ」と。

 輝彦はにやりとする。が、その出し役は小野田がするものだと思っている。他人様の秘書を無断で服を脱がすなんて、そこまで非常識ではない。輝彦は鼻の下を長くしながら、早く女のブラウスが脱がされるのを待った。

 ところが、小野田に「どうぞ」といわれて、輝彦は身震いしそうなほどに驚喜して、ソファーから立ち上がった。

 萌美の傍に行く。萌美は背けた顔を戻して哀願するように見つめてくるが輝彦はブラウスのボタンに指を掛ける。

「…やめて」
「僕にそんなこと言われても困るな」
 輝彦は萌美に返しながら、ボタンを外していく。一つ、二つ、そして三つと。ブラウスが肌けてGカップに納められた乳房が現れてくる。

 巨乳といっても、半分は矯正ブラでの見せかけだろうと輝彦は高を括っていた。それが間違いであることがわかった。ブラのカップは乳房を寄せて突き出しているのではなく、持ち上げて支えているだけに過ぎなかった。
 
 …これは!

 輝彦はブラのカップに指を掛けると手前に引いて、女の首の方へとずり上げた。

「いや!」

 巨大な白い塊が滑り落ちてから、まるで怒ったように震えながら突き出した。

 …本物の美乳だ。

 輝彦は理性が吹き飛ぶほどの興奮を覚えた。




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