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物語とエロスが満載のブログです。
美肉捜査2(2)
 高杉は鴬谷のホテル街にある某和風旅館の玄関を開けて圭子を連れて入った。迎えに現れた女将に高杉は『肘掛椅子』がある広い和室の有無を聞く。

 そういう部屋はあるらしく女将は値段をいい、どうぞと、一歩退いて、高杉たちを玄関から上がるように促した。高杉は靴を脱いで上がると、料金を払い、部屋の鍵を受け取った。

 階段を上がり、赤いカーペットのニ階の廊下を部屋の名を見ながら高杉は圭子を伴っていく。廊下まで女のあの声が筒抜けてくる。

 部屋の前を過ぎるたびに声音が変わり、高杉は改めて飽くなき女の肉慾を思う。

「こういうのを聴くと女の性欲に圧倒されるよ」と圭子の顔を覗く。

 整った美人顔を恥ずかしさに背けつつも、ぽおっと染めて、圭子が腕にもたれてくる。

「松見もああして泣くのか、うん、そうだろうな。俺のモノを打たれた女警はみんな大声で泣く」
「たかすぎ、そんなにいじめないで」

 圭子は背けた顔を戻すと、口紅をシャツにつけないように高杉の胸に押し付けた。その圭子を高杉はしっかりと抱き寄せて、部屋の表札を見ながら歩いて行く。

 女将が紹介した部屋は布団が敷かれている寝室と座卓とテレビが置いてある和室六畳の二間で、床の間には二つ肘掛椅子がテーブルで向かい合っている。

 高杉はその椅子の一つを和室の座卓の上に置くと、鞄を開け、モバイルパソコン、エタロールと脱脂綿、無菌状態にパッキングされた細長い挿入器具を取り出し手術のための準備をしていった。

 高杉はメディアプレーヤーで発信器挿入までの映像を何回も再生させて脳に訓えこんだ後、映像から目を背けてイメージトレーニングをしていった。

 圭子はその間に、バスルームで身体を丁寧に洗っていった。特に陰毛のある股間は何回も丁寧に洗う。抜けそうな陰毛は指に絡めて引き抜いていく。幸いにも、圭子の恥丘は陰毛の絶対数がふつうの女よりもかなり少ないので、そこまで入念に洗っても時間はそれほどかからない。

 そうして高杉の準備が終わるころには圭子は洗い終わり、全裸のまま浴衣を羽織って帯を締めて浴室を出た。

 その圭子は座卓に置かれた椅子を見て、どのような痴態を晒すのかわかって、恥かしさのあまり高杉にしがみ付いた。

 高杉はその圭子の浴衣を脱がしていく。脱がしつつ愛撫しながら抱きあげて椅子に下す。

「たかすぎ…ぃゃ」

 もう啜り啼きだした圭子の脚を高杉は開脚させて浴衣の帯で肘掛に縛りつけていく。さらに上半身も動けないように縛っていったが、縛り終えないうちに圭子がその恥辱の格好にマゾヒズム的な昂りを抑えることができなく、液汁を媚肉に溢れさせていく。

「ぁぁ…たかすぎぃ」

 高杉はその圭子のお尻の下にタオル一枚を差し込んだ。
 圭子はあまりの羞恥な姿に、はやばやと啜り泣きだした。

「たかすぎ……ぃゃぃゃ」と切ない声で啼く。

 高杉はその圭子に返事もしないで、挿入の映像を見ては脳内トレーニングをしていく。

 発信器は直径十ミリのアクリル樹脂の円筒の中にあって、子宮口から挿入して三センチの部位に、注射器のように円筒棒から押し出して装着する。

 その極小の発信器はシリコン製の二本の触手によって子宮頚の中央に支えられる仕組みになっている。発信器の性能は半径五キロ圏内で電池の寿命は約二週間。囮として放ってから二週間以内に犯人のアジトに潜入させ、電波の発信源を特定して踏み込まなければならない。

 高杉は脳内トレーニングを終え、すべての準備を整えてから、最後にバスルームに行きシャワーを浴びて精神を鎮めていった。

 これから婦人科の医師のように圭子の性器を触診し、発信器を子宮頚に装着しなければならない。圭子の美しい股間に興奮でもしたら手先が狂い装着は失敗する。

 高杉は最後に、ふたたび手を石鹸で丁寧に洗ってからバスルームを出、パッキングされた挿入棒を持って圭子の正面に座った。

 座卓に置かれた椅子にM字開脚された圭子の股間。外性器の媚肉がまるで生贄のように晒されている。その媚肉からお尻の下に敷いたタオルに途絶えることがなく膣汁が溢れて浸みこんでいく。

 濡れやすい圭子の体質が幸いしている。
 これではワセリンを塗らなくても装着棒が挿入できる。

「たかすぎ……みないでぇ…おねがいぃ」

 高杉は仕事を忘れてしばらく見惚れていた。あの劇団の別荘で差し押さえた性器の写真を現実で見るとこんなにも淫らで美々しく迫ってくる。

 高杉の股間はずきずきと脈動して、少しでも気を許したら、仕事をそっちのけで、甘い仕事を先に済ましてしまいそうだった。

「さあ、いくぞ」

 高杉は圭子の媚肉を睨みつけると右手の指二本を膣口に挿入した。
 充分に潤った熱い襞が締めつけてくる。

 襞の感触を味わうのは後にして高杉は指二本を子宮口まで挿入した。子宮は精液をいつでも浴びたいとばかり熟れて入口を弛めている。高杉はその子宮口を撫でては快感で油断させていく。

「あっあっ……たかすぎぃ」 

 圭子にはそれがいたたまれないらしく高杉の頭の髪を掴む。

 高杉はもう一方の左手で挿入棒を掴むとパッキングを切り、アクリル製の棒を膣口に当てた。そして指をもう一本増やして三本にして子宮口を捕らえると、棒をその指に添って滑りこませていった。

 指三本はしっかりと子宮口を捕らえている。挿入棒はその指に導かれるように子宮の奥に入りこんでいった。そして三センチのところで、挿入棒に頭をだしている装填器で発信器を押し出していった。

 そのときだった、異常な膣の強い締めつけと襞が痙攣しているのを指は覚えた。膣痙攣!高杉にとっては想定外のことで一瞬、あわてた。装着にあたっての注意書きにもそんな症状が起きることは一言もふれていない。高杉は気を落ち着かせた。膣痙攣は性感中枢神経の過度な緊張から起きる。

 たしかにあれほど溢れていた膣汁がぴたりと止んで襞の波が痛々しいほどに覚える。高杉は圭子に状況を説明しようとしたがそれは逆効果になると判断し、膣の締めつけを三本の指で懸命にガードしながらメモリを見つめて三センチまで押しこんだ。

 それから装填棒を素早く抜くと、膣をなだめるためにGスポットを指で愛しむように撫でていった。

 それがどのぐらいの時間だったのか、膣の痙攣はしだいに治まっていき、ふたたび濡れだしてきた。高杉はこのときを待ってすべての指を抜いた。

 額の汗を拭うこともせずに、高杉は指の膣液だけを拭きとると、すぐにモバイルパソコンのスイッチを入れた。ウインドウズが起動しグーグルアースにこの連れ込み宿が画面に現れるまで拡大していった。

 拡大を終えて、高杉は画面の英文の質問に回答していく。そして最後に被挿入者の体重と、生理のサイクルを入力した。

 その後、一分ほど経ってから画面が二つに分割された。
 左はグーグルアースの地図、右は女体の模型図が映しだされた。

 それから一分も経った。
 分割された双方の画面に直径五ミリほどの明かりが点滅してから点灯した。

 左側はこの宿、右側は女体模型図の子宮。高杉はそれを確認し、圭子を椅子から自由にしてやると、そのまま仰向けに倒れた。

仰臥したまま眠りそうになった高杉ははっとして起き上がった。M開脚の圭子を解き、抱きあげた。

「発信器が男の攻撃にも正常に作動するかの検査だとおもってほしい。少々、乱暴に扱うが恨まないでくれ」
 とその圭子を敷布団に転がした。

 圭子の小さな悲鳴とともに女体が布団の上を一転二転した。
 蛍光灯に生白く照らされた圭子が顔を向けて高杉を見つめてくる。

「いよいよ、県警随一の女たらしに抱かれるのね。どれほどのものなのか、味わってあげるわ」

 圭子は高杉に挑むようなポーズをとった。

「勘ちがいされてはこまる。松見をいかせるためではなく、何回もいうようだが発信器がペニスの突きの衝撃に耐えることができるか確かめるためだ」

 高杉はそう言い浴衣を脱いで全裸になり、圭子の足首を掴んで下半身を折りたたんだ。舌で愛撫するまでもなく睨みつけるだけで圭子の秘唇は誘い汁を溢れさせながら捲れていく。

 産卵のために溯上してきた鮭肉の色(サーモンピンク)のように濡れそぼって輝き、堤はふっくらと女芯を囲っている。

 高杉は女警たちの噂に名高いその極太の肉茎を圭子の臀部の谷に挟みこむと、肉ビラの淵をなぞり、ここぞという部位で構えてぐいとばかり腰を入れた。

 窄んでいる膣口が亀頭のサイズまで一気に開かれ抉りこまれるなんともいえない淫靡な音を聴かせて、子宮まで挿しこまれた。

「あぁんたかすぎ!」

 圭子が両手で首にしがみついてきて唇を求めてきたが、高杉は応じることなく子宮をあらゆる角度で突きあげる烈しい打ち込みを開始した。

 正常位からはじまり松葉崩し後背位、燕返しとあらゆる結合形を高杉は、松見圭子という女体に試みていった。

 女たらしの名に恥じない持続力、勃起力の持ち主は呼吸さえ乱れず、頑健な体格にものをいわせて圭子を肉人形のように扱っていった。

 一方、圭子の方は高杉をあの結合相手の進藤程度とおもっていたらしく、それでさえ嵐のように襲ってくる快楽に失禁までしてしまった。が、あの進藤を凌駕するほどの高杉の女体の扱いと体位の流れるような変化はもはや芸人技であり、さらには凶器の男根であり、その相手にされた圭子のあげる悲鳴は旅館の隅々まで響き渡るほどだった。
 

「たかすぎぃぃ…もうだめぇいっちゃうぅぅ」

 圭子は仰向けで組み敷かれたまま高杉を見つめる。

「これでどうだ」

 高杉はこれまで圭子に与えた全体位を、ふたたび繰り返していく。そうして敷布団のシーツを女のすべての体液で濡らして動かなくなっている圭子を高杉はそのままにして、冷蔵庫から冷えたビールを出すとコップに注いで飲んだ。厳密にいえば勤務時間の範囲だが女を組み敷いた後はどうしても飲みたくなる。

 高杉がときどき目をやるパソコンの画面では点灯の輝きは変わっていない。発信器は完璧に圭子の子宮に装着され安定している。

 これで圭子は日本の犯罪捜査史上、初めての欧米並みの囮捜査官になる。この次は、大麻所持の前科のある芸能プロダクションの社長の肩を叩いて圭子をグラビアアイドルとして売り出し誘拐させることだが……。



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