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DATE: 2016/08/10(水)   CATEGORY: 秘書 倫子(41-56)
秘書 倫子(42)
「どうです。お潮も吹かせてみたら」

 小野田が檜山のスケベぶりを見込んで口を開く。檜山は倫子の股間から顔をあげた。その彼に小野田は顔を寄せて、ひそひそと話していく。

「クリを弄りながら膣の上を撫でてやってください。そこが腫れてくるから…」

「…さらに撫でてやると痙攣してお潮を吹きます。断っておきますが、そのお水はおしっこではなく女の前立腺液ですから」ということを、小野田は檜山に話した。

 小野田の解説に檜山は頷くと指二本を膣口に当てた。反射的に脚が閉じてくるが、檜山は構わずに陰核を弄りながら膣に指を挿入していく。

 指を噛んでくるような強い締めつけがあり、それを過ぎると膣壁が指を押さえこんでくる。ここが彼女の潮吹きスポットだと檜山は合点する。

 さらに奥へと指を送り込んでいくと意外な奥深さで子宮口に触れる。巨茎を根元まで咥えることができる狭くて奥深い造りだ。これでは女が感じる膣の摩擦感は全身を貫かれる感覚になるはずで、逝ってしまうのもわかる。

「ぁぁ…」

 檜山の膣内を探りながらの指の挿入で、はやくも倫子の腹部がぴくぴくと痙攣している。

「…ここですね」

 檜山は指を潮吹きスポットまで戻すと意識を集中する。AVビデオのように吹かせようとするのではなく、押さえつけてくる膣壁の上を優しく撫でてあげる。

 この女の潮吹きスポットははっきりとわかる。凹凸のある膣襞が、その部分だけふっくらと柔らかい肉壁になっている。その肉壁を撫でてあげるだけで吹くと小野田は言う。

 檜山は美人秘書の淫らな痴態を早くこの目にしたくて呼吸をするのも忘れて潮吹きスポットに指技を与えていく。

 ヌチュ、ヌチュ…。

 檜山の膣での指技が淫音となって倫子の耳にまで聴こえてくる。

 倫子が秘書になる前のとき、病弱な母との慎ましい生活での唯一の息抜きは、通勤途上にある書店で雑誌を立ち読みすることだった。ファッションから新築マンションの雑誌まで読みあさり、もし宝籤が当たったら、これとこれを買おうと、現実にはありえない妄想で買物を楽しんでいた。

 その雑誌の奥の棚に、女が近寄りがたい文庫のコーナーがあった。倫子は一度だけ、周りの気配を窺いながら本を手に取ったことがある。原色の艶やかな表紙のカバーで、淫らな女が嫌らしいポーズで下着を見せたり、男のモノを咥えたりしていた。

 そのときに倫子は、自分の人生はこの本のような淫らな世界とは縁もゆかりもなく、これからも無関係であり続けるのに違いないと、改めてこれまでの貞淑な生活に思いを寄せた。

 ところが今は、その本の女たちのような淫らな行為をしている。そこには女の本能的な快感が秘められていて、背徳な気持ち良さに全身が満たされている。

「ぁぁぁ…」
 
 倫子の顔が突然左右に振られて、肢体が震えだした。

「いくぅ!」

 倫子の哀しい声とともに小さな水柱が間歇に立った。

 その光景は檜山の目の前で何回も繰り返された。女の切ない声と下腹部の痙攣、そして、形容しがたい淫らな噴水。檜山は見るだけでは我慢できなくなり顔を被せた。吹きあげる水柱を口で受けてから喉の奥へと流し込んでいく。

「ぁぁ…」

 お潮を吹かされ、檜山のさらなる恥ずかしい行為。その極まる恥辱に倫子は震える手で檜山の髪を掴んで啼いた。



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