秘書 倫子(23)
宴会が始まって一時間が過ぎようとしたとき、小野田が大人しい檜山に痺れをきらした。
「うちの秘書が何か失礼なことをしましたか」
その小野田の一言で檜山の雄の本能が目覚める。
「とんでもない。滝の見物でいい思いをさせてもらいましたよ」
と、檜山は倫子の腰に腕を回す。
「ほう、どのようないい思いを」
「抱き締めましたよ」
檜山は倫子の腰を抱き寄せるようにして小野田の酌を盃に受ける。アルコールは麦酒から日本酒に替わっている。
倫子は抱き寄せられるままに身体を檜山の方に傾けている。
この程度でも倫子には初めてのことだった。これまでは社長室でのお茶出しや、外出先での社長を交えた食事会ぐらいのもので、接待とは宴会場でのコンパニオン程度のレベルと思っている。しかし、その倫子の予想は大きく外れることになる。
「檜山さん、うちの秘書をどのように抱き締めたのか再現してくれませんか」
小野田の過激な注文に檜山の顔がにやける。倫子は驚いて小野田の顔を見つめる。
「いいのですか?」
檜山はにやけた顔のまま小野田を見つめる。
「どうぞ遠慮しないでください。今夜は無礼講ですから」
それで勢いづいた檜山は倫子の手を握って立つように促す。倫子は彼の手を拒むが、この場に及んで檜山に恥をかかせることはできずに腰を上げていく。
目線を逸らしながら腰をあげた倫子を檜山は強引に抱き締める。倫子の豊かな胸が檜山の身体に押し付けられる。
「なるほど。でも、それで満足してはもったいないですよ。かまわないから、その先に進んでください」
小野田に嗾けられる檜山。
倫子は身構えるが小野田のお墨付きを得た檜山の態度はいっそう強引になっていく。倫子のお尻を揉みながら唇まで重ねようとする。
「ぃゃ」
倫子は顔を振って口を逃がそうとするが、しつこい檜山に薄い唇を捕えられる。
「その調子です!さあ、もっと先に進みましょう」
小野田の煽りを倫子は忌々しく思うが、身体は敏感になっている。舌を押し付けられている歯に隙間ができ、揉みしだかれているお尻の奥が熱く潤んでくる。それでも倫子は檜山との間に手を差し入れて身体が密着するのを拒もうとする。が、そんな倫子の抵抗が虚しいほどに檜山の愛撫はしつこく嫌らしい。
「いいですよ!その調子です」
小野田は満足そうに一人盃をしながら二人を眺める。
「うちの秘書が何か失礼なことをしましたか」
その小野田の一言で檜山の雄の本能が目覚める。
「とんでもない。滝の見物でいい思いをさせてもらいましたよ」
と、檜山は倫子の腰に腕を回す。
「ほう、どのようないい思いを」
「抱き締めましたよ」
檜山は倫子の腰を抱き寄せるようにして小野田の酌を盃に受ける。アルコールは麦酒から日本酒に替わっている。
倫子は抱き寄せられるままに身体を檜山の方に傾けている。
この程度でも倫子には初めてのことだった。これまでは社長室でのお茶出しや、外出先での社長を交えた食事会ぐらいのもので、接待とは宴会場でのコンパニオン程度のレベルと思っている。しかし、その倫子の予想は大きく外れることになる。
「檜山さん、うちの秘書をどのように抱き締めたのか再現してくれませんか」
小野田の過激な注文に檜山の顔がにやける。倫子は驚いて小野田の顔を見つめる。
「いいのですか?」
檜山はにやけた顔のまま小野田を見つめる。
「どうぞ遠慮しないでください。今夜は無礼講ですから」
それで勢いづいた檜山は倫子の手を握って立つように促す。倫子は彼の手を拒むが、この場に及んで檜山に恥をかかせることはできずに腰を上げていく。
目線を逸らしながら腰をあげた倫子を檜山は強引に抱き締める。倫子の豊かな胸が檜山の身体に押し付けられる。
「なるほど。でも、それで満足してはもったいないですよ。かまわないから、その先に進んでください」
小野田に嗾けられる檜山。
倫子は身構えるが小野田のお墨付きを得た檜山の態度はいっそう強引になっていく。倫子のお尻を揉みながら唇まで重ねようとする。
「ぃゃ」
倫子は顔を振って口を逃がそうとするが、しつこい檜山に薄い唇を捕えられる。
「その調子です!さあ、もっと先に進みましょう」
小野田の煽りを倫子は忌々しく思うが、身体は敏感になっている。舌を押し付けられている歯に隙間ができ、揉みしだかれているお尻の奥が熱く潤んでくる。それでも倫子は檜山との間に手を差し入れて身体が密着するのを拒もうとする。が、そんな倫子の抵抗が虚しいほどに檜山の愛撫はしつこく嫌らしい。
「いいですよ!その調子です」
小野田は満足そうに一人盃をしながら二人を眺める。
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