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DATE: 2020/03/13(金)   CATEGORY: 秘書 珠代(81-86)
秘書 珠代(82)
 珠代が男の肉棒を咥えた経験は小野田から強要された一回に過ぎない。古風な価値観の珠代iにはどんなに堕落しても男のモノを咥えるのは抵抗がある。

「ゆるして…いやぁ…ぃゃぃゃ」
 顔を大腿に押さえ付けられている珠代の口から抗いの声が迸る。

 珠代が抵抗すればするほどに佐伯は興奮する。車を路肩に止めてでも、珠代の顔を掴んで股に押さえ付け、さらにはスカートを腰まで捲くりあげて、雪のように白いお尻を叩いて、
「咥えろ!」
と、迫る。

 豪雨の昼下がり。田舎の一本道の路肩に止めた車の密閉空間で女の尻を叩いて勃起を咥えろと迫る男と迫られている女。男はやたら女の美尻を叩きまくり、あるいはブラウスの中から乳房を掴みだしては揉みしだいている。

 珠代は啜り泣く。顔を股に押さえられながらもぃゃぃゃと顔を左右に振りながら澄んだ声で啜り泣く。
 
 その珠代の悩ましくも強情な姿に佐伯はさらに興奮して自らズボンのファスナーを下ろして突きつける。陰茎は完全勃起していて女の顔を横断している。

「咥えろ!」
 佐伯は珠代の髪を掴んで顔を勃起に押し付ける。

 珠代には限界を超えた屈辱を昇華するための機能が備わっている。屈辱が原動力になって背徳な快感が生み出されるのだ。

 珠代の頑なに結んでいた唇が開いて肉茎に触れる。むっとする男の皮脂の臭い。その臭いを発する物体の先へと珠代の唇が這わされて先を咥える。

「うっ…そうだ」
 佐伯は呻きを発し、車を路肩から本線に戻した。

 佐伯は咥えた珠代の頭を撫でながら片手運転で車を走らせていく。そして案内標識に従って左折し、造成された田畑の一本道を走っていく。

 豪雨はいつまにか止んでいて雲の切れ間から一条の光が地上に射している。その光の遠くの小高い丘に中世ヨーロッパのお城のようなラブホテルが聳えている。

「ぅッ…いいね。舌も使って欲しいな」
 佐伯は珠代の咥えに満足し目を細める。どんなに貞淑を気取った女も咥えてしまえば、体が欲っして肉棒をこよなく愛するようになる。

 やがて道は緩い上り坂になり、車はホテルの建っている丘の上へと登りつめていく。

 珠代といえば佐伯の股間に顔を埋めてから一度も咥えを放さないでいる。

 車は丘を登り詰めて豪華な城郭造りのホテルに着いた。佐伯は駐車場でハンドルの切り替えしながら、
「放してもいいぞ」
と、咥えを許した。

 珠代は勃起を吐き出した。佐伯はそれを待ってサイドブレーキを引き、シフトをパーキングに入れた。

 珠代はシートに身を預けたまま動けないでいる。佐伯は車を降りて助手席のドアを開けると、すっかり身体を柔らかくした珠代を抱き寄せて下ろす。

「ぁぁ…ぃゃ」
 ブラウスの中で震える乳房とスカートの奥に触れてくる空気に、たとえようもない淫らを覚えて珠代の口から小声が漏れる。

 佐伯はその場で珠代を抱き締める。美乳の感触を男の胸で味わい、腰の括れを抱き締めた腕で味わう。スカートを捲り上げて直接、柔らかいお尻を撫でまわしてから、手を前に持ってきて女の部分を薄い恥毛ごと撫でる。

「こんなところで、ぃゃ」
 身を捩って拒む珠代。

 佐伯はひととおり珠代の身体を弄ってから抱き寄せて駐車場から玄関ロビーへと行く。そのロヒーには各部屋の様式が大きな液晶スクリーンに映されている。響子のときとまったく変わっていない。

 そして大半の部屋が満室なのも同じで、残っているのは金ぴかの回転ベッドの部屋と鏡張りになっている寝室の部屋だ。

 佐伯は鏡張りの部屋のボタンを押して消し、フロントに行って料金を払う。鍵を受け取ってエレベーターに乗る。部屋は城郭造りの最上階でエレベーターはゆっくりと上がっていく。



   次の更新は3/20(金)です。


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