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DATE: 2018/03/11(日)   CATEGORY: 秘書 萌美(81-103)
秘書 萌美(83)
 萌美は野次に微笑すると椅子に腰かけた。そして片脚だけを天井に向けて一直線に伸ばして胸に付け、肉体の柔らかさを見せつけた。

 浴衣が捲れ上がって股間が見えているが、裾の一部が恥部に被さって女の芯を隠している。

「見えないよ」
「浴衣が邪魔だよ」
 輝彦も慶太も盃を酌み交わしながら野次を飛ばす。

 萌美は彼らの野次を微笑で受け流してから、
「十一枚の満額回答なら、浴衣を脱いで脚を広げてあげるわよ」
と、若さに物を言わせて大きく出た。

 その萌美の強気の態度が裏目になっていく。輝彦は慶太の方へ身を乗り出してひそひそと囁いてから、
「いいだろう。その代り、観客を楽しませてくれなければ減点して八枚だ」
と、条件を付けた。

 楽しめる楽しめないは観客の勝手なのに、難問を突き付けられた萌美はともかくも椅子から立って浴衣の帯を弛めて、足元に脱ぎ落した。

 脱いでから無防備な姿にはっとして思い直し、足元の浴衣を取ろうとしたが手遅れで、輝彦にさっと浴衣を奪われた。

「さあ、始めてください。残りの単価表のすべては貴女しだいです」
 輝彦は奪い取った浴衣を我が身の傍に確保してから、萌美を促した。

 この女は何もしないで裸を晒しているだけで男を興奮させる。が、それを知りながらも輝彦は萌美にさらなるものを要求する。

 萌美は際限のない輝彦の要求にうんざりしていたが、ここまできたからには恥ずかしさを我慢して、開き直った方がすっきりするのかもしれないと思うようにした。

「もう、好きなようにしてください」
 萌美は全裸で椅子に腰かけたまま、脚を開いて二人の男を見つめた。

 そうはいっても脚を開いているうちに腰の奥が熱くなってきて顔を横に向けていく。脚も閉じ気味になっていく。

「脚が閉じてきたぞ」
 輝彦がすかさず言ってくる。

「…そんなことないです」
 萌美は強気に返して閉じかけていた脚を開く。が、その刹那、女の奥にずんとくるような感覚が生まれてピクンと腰を痙攣させる。

 輝彦はその女の過敏な反応を見逃さない。
「もっと開いてごらん。単価表の全部をあげてもいいぞ」
と、萌美を嗾ける。それは同時に彼女が秘めている淫らに免罪符をあげることにもなる。

 萌美は輝彦にいわれたとおり脚をさらに開いていく。女の恥部を男の好色な視線に晒す。その行為が萌美の性感帯を刺激する。良好な感度に恵まれている萌美の女体。脳の妄想に反応して血液が秘肉に流れ込んでいく。陰核が勃起し、大小の陰唇が淡い色に肥大していく。腰の奥では熱い潤いが生成されて貯まっていく。

「ぁ…」
 その淫らな感覚に思わず萌美の腰が震える。 

 部屋の電気が消された薄暗い宴会の席。その席の外れに椅子に腰かけて脚を大きく開いていく裸の女が、天井からの灯りに浮かび上がっている。

 女自らが脚を開く角度には限度があるのか、扇形に開いた所で女の脚が止まった。それでも股間には淡く色づいた恥肉が肥大して浮きあがっている。

「八枚だな」
 輝彦は冷たく女を突き放す。

「そんな…もっとください」
「だったら、もっと脚を開きな」
 萌美の哀願に輝彦は冷たく突き放す。

 萌美は限界まで脚を開いたつもりだが、腰奥の熱い溜りが決壊しそうで股関節をどうしても硬くしてしまう。それでも、脚を男に向けて開いて見せるという行為に興奮して恥肉を充血させている。

「手伝ってあげよう」
 そう言って席を立ったのは慶太だった。輝彦は胡坐の上に倫子を抱いていて身動きができない。


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